副業を始めた社会人の中には、
「まだ赤字なのに確定申告って必要なの?」
「そもそも何を基準に考えればいいの?」
とモヤっとしている人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、副業が赤字でも、状況によっては確定申告が必要になるケースがあります。
ただし、「赤字=必ず申告しないとダメ」というわけではありません。
この記事では、社会人が迷いやすいポイントを中心に、
難しい専門用語は使わず、順番に解説していきます。
結論:副業が赤字でも「申告したほうがいい・しなくていい」場合がある
まず結論です。
副業が赤字でも、次のどちらかに当てはまる場合は、確定申告を検討したほうがいいです。
- 副業を「事業」として続けていくつもりがある
- 本業の給料と赤字を合算して、税金を安くしたい場合
一方で、
- 単発のお小遣い稼いで、
- 赤字で終わり、
- 税金が増える・減る影響も特にない
という場合は、申告しなくても問題にならないケースも多いです。
つまり大事なのは、
「赤字かどうか」ではなく
その赤字をどう扱いたいか、という点です。
理由:ポイントは「赤字を税金計算に使うかどうか」
ここでよく出てくるのが、「損益通算(そんえきつうさん)」という言葉です。
名前だけ聞くと難しそうですが、考え方はシンプルです。
損益通算を超ざっくり言うと
赤字を、給料などの黒字と相殺して、税金を軽くする仕組み
というイメージです。
たとえば、
- 本業の給料:プラス
- 副業:マイナス(赤字)
この「マイナス」を税金計算に使えれば、
「全体のもうけ」が少なく見える → 税金が安くなる
という流れになります。
ただし、ここで重要な注意点があります。
副業の種類によって扱いが違う
副業の収入は、大きく分けて次の2つに分かれます。
- 事業所得:継続して稼ぐ前提の副業(ブログ、せどり、デザインなど)
- 雑所得:お小遣い感覚の副業(単発バイト、ポイント収入など)
このうち、
赤字を本業の給料と相殺できるのは「事業所得」だけです。
雑所得の赤字は、
「赤字になっても税金計算には使えない」
という扱いになります。
具体例:よくある3つのケースで考えてみる
ここからは、社会人に多いケースを例に見ていきましょう。
ケース① 副業ブログを始めて初年度が赤字
- サーバー代、勉強用の教材費で赤字
- 今後も続ける予定がある
この場合、副業を事業所得として申告できれば、
赤字を給料と相殺できる可能性があります。
→ 確定申告するメリットあり
ケース② 単発の副業で少し赤字になった
- フリマアプリで売ったけど、送料や仕入れで赤字
- 今後は特に続ける予定なし
この場合、多くは雑所得扱いになり、
赤字を税金計算に使えません。
→ 無理に申告しなくても問題になりにくい
ケース③ 赤字だけど、今後のために記録を残したい
- 今年は赤字
- 来年以降に黒字化を目指している
この場合、
きちんと申告しておくことで「事業としてやっている」証拠になる
というメリットがあります。
税務署から見ても、
「なんとなくの趣味」ではなく
「継続的な副業」と判断されやすくなります。
→ 長期的に見ると申告する価値あり
まとめ:赤字=焦る必要なし、でも放置もしすぎない
副業が赤字だと、
「何かやらないとマズいのでは…?」
と不安になりがちですが、過度に心配する必要はありません。
大切なのは、次の3点です。
- 赤字でも、必ず確定申告が必要とは限らない
- 税金を安くしたいなら、申告するメリットがある場合もある
- 副業を続けるなら、早めに整理しておくと後がラク
最初のうちは、
「よく分からないけど動いてみた」
くらいでちょうどいい人も多いです。
少しずつ知識をつけながら、
自分の副業の形に合った判断をしていきましょう。
※本記事は一般的な情報をもとにまとめています。詳細は税務署や自治体の案内をご確認ください。


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